古民家に照らす、9月の満月
9月に入り、少しずつ秋の気配が色濃くなってきました。昨日は夜空にまんまるの満月が浮かび、山里の古民家「なな光」からも、その光を存分に楽しむことができました。
築150年の古民家の窓から差し込む月の明かりは、どこか懐かしく、そして温かな気持ちにさせてくれます。庭に出れば、澄んだ夜気と虫の声に包まれ、里山ならではの静かな時間が広がります。家族や友人、大切な人と一緒に月を眺めるだけで、心がゆるみ、日常の忙しさから解き放たれる瞬間です。
古来より満月は「実り」や「感謝」の象徴とされてきました。ちょうど稲刈りの季節を迎えるこの里山でも、自然の恵みに感謝する気持ちが一層深まります。なな光で過ごす秋の夜は、そんな自然の営みと調和した穏やかな時間を味わえるひとときです。
――9月の満月とともに、新しい季節の幕開けを。
なな光で過ごす夜が、皆さまにとって心温まる思い出となりますように。