静けさが、いちばん贅沢な季節
2月のなな光は、音が少しだけ遠くなる季節です。
朝、障子をすり抜けて入ってくる光はやわらかく、吐く息が白いぶん、空気は澄んで感じられます。
築150年の古民家は、この静けさをよく知っているようで、寒さの中でもどこか落ち着いた表情をしています。
冬は、人の気配が少なくなるぶん、自分の感覚が戻ってくる時間。
何かを「しなきゃ」と思わなくてもいい。
ただ、湯気の立つお茶をいれて、縁側で光の移ろいを眺めるだけで、心がほどけていきます。
2月は、次の季節の準備期間。
春に向かって動き出す前に、いったん立ち止まり、深く呼吸するための時間でもあります。
なな光は、そんな“間”を大切にできる場所。誰かと語らう夜も、一人で過ごす朝も、どちらも自然に受け止めてくれます。
外は寒くても、家の中はあたたかい。
人の手で守られてきた家だからこそ生まれる、やさしい温度があります。
2月のなな光で、静けさという贅沢を、どうぞ味わってみてください。
